現代では肥満は、糖尿病や高血圧などといった生活習慣病の要因とされており、標準体重の維持が推奨されています。本来であれば、生活改善などによって徐々に痩せていくことが望ましいと思いますが、年齢とともに代謝機能の衰えもあり、なかなか痩せられない方が多いのが現状のようです。
ここでは、美と健康を兼ね備えた、皮下脂肪除去による痩身法「レーザースタイリング」を解説いたします。

太ってきた場合一般的に「脂肪がついた」などと表現されますが、医学的には脂肪細胞の数が増える場合と、脂肪細胞が大きくなる場合があります。脂肪細胞の数が増えるのは成長過程の胎児~思春期までです。また幼少時期に痩せていて成人になってから太るケースは、皮下脂肪(皮膚の近い箇所に蓄えられる脂肪)の細胞が大きくなった場合がほとんどです。(男性の場合は内臓の周りに脂肪が増える場合もあります。)皮下脂肪は、食生活の改善やカロリー消費(運動を行う)によって、蓄積された脂肪が消費され細胞を小さくさせることは可能ですが、細胞数を減らすことは不可能です。しかし脂肪細胞の数が減少すれば大幅な痩身につながります。

レーザースタイリングとは、過剰となっている皮下脂肪やセルライトを直接レーザーによって融解し脂肪細胞数を減少させて痩身を行う治療です。1回の治療で大きな効果を実感できます。融解された脂肪は、体に吸収されて時間の経過と共に尿や汗といった老廃物として体外に排出され痩身効果を実現します。早期に大幅な効果をお望みの場合には、同時に融解した脂肪のドレナージ(除去)を行います。
レーザースタイリングで使用する、米国サイノシュアー社「スマートリポTriPlex」は、米国FDA※において、安全に効率よく脂肪を融解して、皮膚を引き締めることのできる機器として認可されております。また実際の治療においては、体内式温度センサー(サーマガイド)により、常に適正な融解温度を保ち必要以上のダメージを防止しながら、安全に最大限まで脂肪を融解することができます。
※ 米国FDA → 米国食品医薬品局。日本の厚生労働省にあたる。

レーザースタイリングは、3種類のレーザーの内、脂肪層の深さや質、部位によって最適な2種類のレーザーを選択、組み合わせて照射することで、脂肪を効率よく確実に融解することができますので、効果に大きな差が生まれます。
従来の脂肪吸引と比べた場合には、治療後の痛み、腫れといったダウンタイムが非常に少なく、止血作用があるレーザーを常時選択して照射を行いますので、内出血が少ないのも特徴です。また脂肪吸引だけでは、脂肪は除去されるものの、皮膚がたるんだままになってしまいますが、レーザースタイリングは治療後約3ヶ月の間に皮膚の引き締め効果も発揮されますので、たるみのないスマートな痩身効果を実現します。さらに脂肪溶解注射の場合は、脂肪細胞を小さくする作用のためリバウンドの可能性があり、また、ある程度の効果を求めるには治療回数が必要ですが、レーザースタイリングは1回の治療で相当量の脂肪を融解(破壊)できますので、リバウンドの心配もなく満足度の高い痩身効果が得られます。

■カウンセリング時のチェックポイント
①手術前のカウンセリングは執刀医がしっかりと親身に時間をかけて行っているか?
②執刀医の経歴(症例数および豊富な知識があるか?)
③ドクターとの信頼関係が構築できているか?
④手術への動機をきちんと把握してくれているか?
⑤手術に関する詳しい説明(メリット、デメリット)がきちんとされているか?
⑥強引に手術を勧めたりしないか?
⑦安全を第一とした、きめ細かい丁寧な手術を行っているか?
⑧手術後の検診(アフターフォロー)もしっかり行っているか?
美容医療においては治療前にドクターと患者様との信頼関係が築けるかどうかが、とても重要になります。それは、治療によって外見を変化させるだけではなく、なぜ治療を行うのかといった動機や、本当にその治療が必要なのかといったメンタル的な要因も含めて治療を行うことが大切だからです。治療前から治療後まで親身に対応でき、信頼のおけるドクター、クリニックで治療を行うことを心がけましょう。
取材協力:加藤クリニック・麻布